情報を持ってはいるが・・・
日頃仕事をしていると、時折こんな状況に出くわす事があります。
ご家族様:
「うちのおばあちゃんの場合、この制度が使えるはずなので、手続きをして欲しい」
といった相談が有った時、初対面の場合その方の状況を伺っていきます。
ですが・・・
ユキネコ:
心の声「えーっと・・・ちょっとその制度には該当しなさそうかなぁ・・・」
といった感じで、ご家族様の希望通りにお話しが進められない事もあります。
さて、このケースの場合ご家族様は制度に関して知識を持っている様子で相談に来られました。
しかし、実際は対象ではなさそうです。
どうしてそうなったのか?
この時は先ず、ご家族様の意見を肯定も否定もせずに、どこでこの制度の事を知ったのか?を確認してみました。
すると・・・
「インターネットで調べてきたので、間違いないと思います」
なるほど、インターネットですね。
確かに手軽に専門的な情報を調べる事が出来るので、日々皆さんも活用しているかと思います。ユキネコも使用しない日はありません。
しかし今回のお話の様に、思っていた結果と違うケースになる可能性もある為、注意が必要です。
どうやって情報を入手している?
今回例に挙げたケースは決して珍しい事では無く、年々増えている様にユキネコは感じます。
・関わりを持ってくれている身近な方の若年化
ネット検索に抵抗感が少なく、むしろ得意な方が増えている
・「分からない事」「知りたい事」があったら、先ずはネットで調べる
年代関係なく、自宅にPC・スマホを1人1台持っているケースが増えている
大まかではありますが、上記の様な要因があるのかなと、ユキネコ的には思います。
ユキネコが勤めていた老人ホームでは、数名ではありますがご自身でスマホを持たれている入居者がいらっしゃいました。意外に思う方も居るかも知れませんが、それ位スマホは身近な物になっているんですね。
また、インターネット以外に多いのが、下記の様なケースです。
ご家族様:
「近所の〇〇さんに聞いたら、うちのおじいちゃんも〇〇さんの家と同じサービスが使えるって聞いたから、利用できる様にして欲しい」
・・・そうです、近所の仲良しさんからの情報です。
しかしこれも、インターネットでの検索同様に万人に当てはまる訳ではない場合もあるので注意が必要です。
が、どうしても初回相談時は・・・
ユキネコ<<<近所の仲良しさん
といった具合に、信頼値は段違いの事が多いです。
ここから如何に信頼を得るかも、仕事の内ですね。
情報の判断
情報の取り扱いに関しては、ユキネコも含めとても注意が必要だと思っています。
何故なら、それが「絶対に正しい内容か」という判断をする事が難しくなっているからです。
インターネット上に情報が溢れている事が、良くも悪くも判断する事に影響を与えていると思われます。
特に悩むのは専門的な分野に関する情報です。自分自身の予備知識が無い場合、検索した結果を「正しいもの」と思いこんでしまう事は誰しも経験がありますよね。
また、判断に悩む状況では自分に都合の良い様に受け取ってしまう場合もある為、尚の事注意です。
今回挙げた二つのケースの場合、自身で必要な情報を探しにいった結果、少し違った受け取り方をしてしまった状況です。
因みに、どちらのケースもその後話を進めていく中で、正しい情報をお伝えしご納得いただく事が出来ました。
情報の伝え方
今回の二つのケースの場合、共に現状を改善する為に行動した結果での話になります。
その為、持っている情報が間違っていた場合でも頭から否定はしない方が良いと思います。皆さんも、頑張った結果を最初から否定されたら嫌ですよね?ユキネコは嫌です。
今回のケースの場合・・・
インターネットの情報:
正しい情報に関する資料を見ていただきながら、詳細な説明を行う。
目に見える資料+耳からの情報で、より理解をしていただける様に努めた。
近所の仲良しさんの情報:
近所の方との違いを一つずつ説明し、より適したサービス情報を提供した。
間違った情報と伝えるのではなく、あなたの場合はこちらの方が適しているといった形で、近所の方・相談に来た方の気持ちが少しでもモヤっとしない様に努めた。
つまりは、最終的に話し終わった時「相談して良かった」と思ってもらえる様に出来る事が重要かなと、ユキネコ的には思っています。
今回は「情報の集め方」に関して、書かせていただきました。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
それではまた。
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